ちょっと前の話ですけど、仕事関係のお付き合いで旅行に行った時の話。
旅行って言っても、向こうの社員さんと社長の飲み仲間などで、大人の林間学校っていう感じです。
ほとんどの時間が飲みで、肝臓トレーニング中心。飲みの合間にテニスなどのスポーツをやって遊びましょうっていう、健康的なんだか不健康なんだか分からない感じでした。
ゴルフもやったんですが、ゴルフと言っても初心者が多いからショートアイアンだけで回れるお気楽ミニコースで、しかも平日だったので貸し切り状態。
そういう旅行のイベントだから、朝からみんなビールがんがん飲んでて酔っぱらいの集団なんです。
ティーグラウンドで待っている間素振りでもしていると、一緒の組で廻った二人の会話が聞こえてきた。
二人は、女性社員と社長の飲み仲間の男性で付き合いが長いらしく、片手にゴルフクラブ、片手に缶ビールと、ほとんどアウトドア居酒屋状態で話してるんだけど、どうも同じ歳で30代前半らしい。
男性は、今回の旅行で初対面。社長の飲み仲間で既婚者。近々子供が生まれるらしい。
女性の方は社員なので打ち合わせであちらの会社おじゃました時や、飲み会などで面識があった人で、好印象のイイ女系。独身だが学歴、仕事のキャリアはハイグレード。分譲マンションでひとり暮らしらしい。
男性の方が、結婚してから全然遊べないとか愚痴をこぼしてたみたいで、
「俺なんか小遣い少なくて飲みにも行けないよ。」と男性。
「お前はいいよな〜。独り者だから好きに遊べて」とさらに愚痴る。
すると女性の方が、「独り者」という言葉に反応したらしく、いきなりヴォリュームが50%UP。
「そうよ、どうせ私はやりたい放題なのよ!!」
と半ばやけ気味に叫んだ。
いつもにこやかで、クールに話すイメージしか無かったので、ちょっとビックリ!
それを聞いてから、ラウンドしている最中ずっとその言葉が耳から離れなくなってしまった。
やりたい放題・・・。やりたい放題・・・。やりたい放題・・・。
やりたい放題・・・。やりたい放題・・・。やりたい放題・・・。って?
なんだろう・・・?
あんなことか・・・?
まさか? こんなことも・・・?
雲一つ無い青空の下、昼間から酔っぱらった頭の中にその言葉がいっぱい増殖して、妄想が駆けめぐっていました。
その人のルックスとセリフの相乗作用でインパクトが大きかったのかも・・・。
その旅行の後も、その女性と顔を合わせる度に思い出してしまう。
もちろん本人に聞く勇気は無いわけで・・・。
やりたい放題・・・。
なんだろう・・・?
あれ以来、「○○放題」という言葉に反応するようになってしまった・・・