2004年 09月 27日 ( 1 )
読書してますか?
暑さも和らぎ、朝晩すっかり涼しくなってきましたね。どうも〜石原良純です。

暑いときは本を読んでも頭に入らなくて、全然活字を読む気にならなかったんですが、「読書の秋」という事でもあるし、久し振りに読書にはまっています。

以前から藤田宜永(ふじた よしなが)さんの作品が好きなので、ほとんど読んでいるはずなんですが、新しめの作品でまだ読んでなっかったものを見つけたので買ってきました。新作も発売されたそうなので、そちらも読んでみたいのですが、持ち歩きやすい文庫が発売されるまで待とうかなと思っています。 <安いしね ^^

昔は重度の活字中毒で、寝る前や移動などの少しでも時間のあるときは、ほとんどの時間は何かしらの本を読んでいた時期がありました。しかし、小説は、あまり読んでいませんでした。<官能小説は好きなんですが・・・ ^^;

昔は小説というジャンルにはあまり興味が沸かなくて、ノンフィクションとか歴史書や仕事に関係した本ばかり読んでいました。特にお気に入りの作家もいなかったので、偶に買っても自分の趣味に関係したジャンルの小説くらいで、ピート・ハミル(Pete Hamill)の作品みたいに自分の好きなニューヨークが舞台になっているものや、やはり好きな車が出てくる小説とかですね。少ない中では、五木寛之さんが「月刊カドカワ」に連載していたものをまとめた「雨の日には車をみがいて」が、五木さんの車に対する思い入れや愛情が溢れていて好きでした。
「なんで男は、あんなに車を大事にするのか?」、「私と車とどっちが大事なの?」などと、疑問に思っている女性がいたら、読んでみて下さい。

小説というとそのくらいだったんですが、自分自身は、作文とか嫌いだったし、読書感想文なんか1回もまともに出したことなかったし、まったく文才が無いと思っていたのですが、ある仕事でいきなり文章を書く事になってしまって、「なんで俺が?」と思いましたが、その時期は、毎日四苦八苦して日本語と格闘しました。ただでさえ説明が下手なのに、頭の中に在ることを文章にして人に読んで貰うとういうのが、こんなに難しくて苦しい作業なのか? と感じたのがきっかけで、それから小説にも興味が沸き少しずつ読むようになりました。

一冊読んで好きになると、割と同じ人の作品を集中して読みたくなるので、そんなにいろんな方の作品を読んだわけではないですが、読んでいるうちに書き手の表現の違いでこんなに、伝わり方も違うんだと改めて気が付きました。読む人が文字から想像を膨らまして、登場人物の表情や情景などを頭の中で自分の好きなように描けるので、ある意味映画よりもリアリティあることもありますね。

その内に藤田宜永さんの作品に出会って、はまってしまいました。好きですね藤田さんの文章。本屋さんに並んでいるプロの小説家さんの作品の中にはつまらないのも多いんですよね。描写が薄っぺらく、イメージが全然膨らませることができなくて、物語の中に自分が入って行けないものも多いですね。もっともこの辺は読む人の心情や感性に左右されるので一概には決められないと思いますが、安っぽい表現ばかりで日本語の良さが全然生かされてないというのも多いと思います。そんな小説よりも、もっと面白くて引き込まれるようなブログも多いと思いますね。いろいろ読んでいく内に、良い物が分かっていくんですね。前には気にならなかった事が気になり出したり、その分感動も大きくなって行くような気がします。

つまらない作品を読んだときは、つまらない映画のビデオをレンタルしちゃった時と同じで、お金を払って損したって思うこともあります。さらに分かりやすい例では、期待して借りてきたAVなのにヌケなかったときの寂しさって感じでしょうか?・・・ <男子には分かって貰えると思います ^^;

藤田さんの作品を読んでいると、映画を観ているように情景が眼に浮かんできます。初期の作品はミステリー系の作品が多くてパリや昭和初期の東京が舞台になっているものが多いと思います。その時代のその街の風景が、まるで見てきたかのように生き生きと描写されていて、自分が生まれる前の東京の街へ行ってみたくなります。小説家の方って、自分が生まれる前の情景を見てきたようにリアルな文章で表現してしまうのがすごいと思いますね。
 
平成13年の直木賞を受賞した前後の作品は恋愛小説が多いように思います。藤田さんの恋愛小説は、主人公が中年の男性で、だいたいハッピーエンドにならないのですが、主人公の想いや好きになった女性の愛し方が、男心を上手く表現していると思い、素直に感情移入できます。
 
藤田さんのファンの方は女性も多いかも知れませんが、藤田さんの小説の主人公は女性の目から見たら、どういう風に見えるのか聞いてみたいですね。以前、ある女性に読んでみたいと言われ、一冊貸したことがあるんですが、本も帰ってこず感想も聞けないままになってしまいました。 (TT)

藤田さんの作品はほとんど好きですが、特に好きなのは『樹下の想い』という作品です。小説が好きな方は、一度読んでみて下さい。これは、是非映画化して欲しいなと思います。邦画を映画館で観るっていうことはほとんどないんですが、この作品が映画化されたら是非行きたいと思います。

先日、藤田さんと奥様で、同じく直木賞作家の小池真理子さんがNHKに出演してましたが、ステキな夫婦だな〜と思いました。夫婦といっても同業者で、お互いに忙しい仕事を持っているお二人の距離感が大人の夫婦っていう感じで良かったな〜。


牧瀬里穂がロールスロイスか〜? <コンビニでフライデーを立ち読み ^^;


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by xfazz | 2004-09-27 11:59 | A Fairy Tale