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文化屋雑貨店
高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

スタイリストの高橋靖子さんのブログから、渋谷の文化屋雑貨店の話題があったので懐かしくてトラックバックしました。
高橋さんのブログには東京の懐かしい風景がいっぱい出てくるので、よく読ませいただいています。
懐かしいお店や、知らなかったことも沢山出てきて、「そうそうそう」とか「そうだったのか〜?」とか・・・、独り言が出てしまいます。

『ラフォーレ原宿』が出来る前は教会だったなんていう記事を読むと、そうだったっけ? と、一生懸命、曖昧な記憶を呼び起こすので、ボケ防止には役立っているかも・・・。
そう言えば、セントラルアパートの下の店でよくハンバーグライス食べた事など、関係ないことまで思い出します。

文化屋雑貨店が出来た頃はよく覗きに行ってました。今と違って、デートコースなんてあまりなかったからね。若い頃、デートの時は出来るだけ人気(ひとけ)の無い所に行きたがるので、新しいお店を見つけるのが得意でした。(^^;

文化屋雑貨店ではいろいろ買ったと思うけど、一番よく覚えているのは神戸のドラゴンシューズという怪しい会社製の靴を買って履いていました。『神戸のドラゴンシューズ』なんて、なんとなく中華料理の臭いがしそうですが・・・。
ここの靴はポップな柄のプリントで、いろんなデザインがあり、今思うとあんなのよく履けたな? と思うのですが、若かったっから怖い物知らずだったんでしょう。
思い出すと恥ずかしいけど、「可愛い」と言って、女子には評判が良かった。

なんで、そんな派手な柄かと言うと、この靴はボール紙(裏底はゴム)で出来ていて、どんな柄でも印刷できたので、ユニオンジャック柄や水玉柄とか、かなり派手な柄もあった。
外側はビニールのコーティングだかカバーだかがしてあって、一応雨に濡れても大丈夫だったが、最初はボール紙製だなんて気がつかずに履いていて、ある日動きの激しいところが破けてきて、ビニールの下から紙が見えてビックリ! どおりで履き心地が良くないと思った。
値段は覚えてないけど、1,980円とか? 安かったと思います。

とにかく文化屋雑貨店は安くて怪しい品揃えで、高校生や大学生に大人気で、文化屋雑貨店が入っていた、山手線の線路沿いの汚たなくて細長い雑居ビルには、次々とレコード屋やスタジャン屋などが開店して少しずつ賑やかになっていった。文化屋が出来るまで人通りが少なかった通りが、今の裏原みたいになっていった。

今でこそ、その手の雑貨屋さんは沢山あるけど、そのころは多分、代官山のハリウッドランチマーケットと文化屋雑貨店くらいなものだったと思う。

パルコが出来た頃から、誰の陰謀か知らないが渋谷や原宿では、地元の住人やそのあたりで遊んでいる子供達には断りもなく、やたらカタカナの名前がつくようになり、友達の間では、『文化屋の通り』と呼ばれていた通りが、いつの間にかファイヤーストリートになったり、ラブホテルの坂がスペイン坂になったりして、首の回りが痒くなったもんでした・・・。
by xfazz | 2005-01-31 12:24 | Home Town
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